退去の立会いを控えている
退去日が決まった/立会いの日程が決まった段階の方
いちばん差が出るのがこの段階です。トラブルの多くは「立会いの当日、その場で強く言われて、よく分からないまま書類にサインしてしまった」ところから始まります。逆に言えば、当日の準備さえしておけば、そもそも揉めにくくなります。
部屋の状況を数問入力すると、言われそうなことと返す言葉、根拠、相場の目安が出ます。印刷して当日持っていけます。
登録なし・無料です。入力した内容はお使いの端末の中だけで処理され、当サイトに送信されません。
この段階でやること
- 1契約書と重要事項説明書を探す
特約(とくやく)の欄を確認します。「退去時のハウスクリーニング費用は借主負担」などの記載があるかを見ておきます。金額まで書かれているかどうかが後で効きます。
- 2入居時の写真を探す
スマートフォンの写真フォルダを入居した月までさかのぼってください。入居時の状態を示す写真は、いちばん強い材料です。入居時のチェックシートが残っていれば、それも用意します。
- 3退去前に自分で掃除する
ゴミを出し、掃除機をかけ、水回りを拭いておきます。通常の清掃を行っていれば、専門業者のクリーニング費用は原則として貸主負担という整理になります。掃除後の写真も撮っておきます。
- 4部屋の写真を撮る
退去当日の空室の状態を、部屋ごと・壁ごとに撮ります。あとで「この傷は最初からあった」「この汚れは無かった」を確認するための記録になります。
- 5当日の想定問答を用意する
言われそうなことと、返す言葉を先に持っておきます。その場で考えなくて済むようにしておくのが目的です。
なぜ当日にサインしないのか
立会いの場で「確認書」や「承諾書」への署名を求められることがあります。署名は「その内容でよい」という意思表示になります。金額や負担区分が書かれた書面に署名すると、後から確認するのが難しくなります。
当日その場で署名する義務はありません。「内容を持ち帰って確認したいので、本日は控えさせてください。書面の写しをいただけますか」と伝えれば足ります。
印鑑を持っていかないのも一つの方法です。求められても物理的に押せません。
口頭で金額を認めない
「だいたい◯万円くらいのご負担になります」と言われても、その場で「はい」と答えないでください。項目ごとの数量と単価が分かる明細、施工業者の見積書を見てから判断すると伝えます。
明細の交付を求めることは、この段階で必ずやっておくべきことです。明細がないと、後から金額を確認する手がかりがありません。
録音とメモ
何を言われたかを記録しておきます。自分が参加している会話を、記録のために録音することは差し支えありません。難しい場合は、言われたことをその場でメモしてください。
後から「そんなことは言っていない」となったときに、記録があるかどうかで話が変わります。
- 退去日の直前に慌てないよう、契約書と入居時の写真は今日のうちに探しておいてください。
- 掃除をした後の写真は、日付が記録される形(スマートフォンのカメラ)で撮ってください。
当サイトは公表されている資料をもとに確認すべき点を整理するものです。個別の事案について支払義務の有無を判断すること、ご本人の代わりに交渉することは行いません。判断に迷う場合、相手が法的手段に言及した場合は、消費者ホットライン188 から最寄りの消費生活センターにご相談ください。相談は無料です。