消毒・抗菌・消臭施工
- 負担区分
- 特約の内容と成立の過程次第
- 耐用年数
- 経過年数を考慮しない取扱い
- 確認すること
- この施工を借主が負担する必要性と、金額の根拠(内訳・単価)
「消毒」「抗菌」「消臭」といった名前の費用は、そもそも何のために必要なのかが分かりにくい項目です。国のガイドラインにも一覧として出てこないため、なぜ借主が払うのかを一つずつ確認していく形になります。
相場の目安
- 室内消毒・抗菌施工:1万〜2.5万円前後
- ⚠️ この項目は、原状回復業者3社の公開料金表のいずれにも載っていない(クロス・床・クリーニング・鍵は必ず載っている)。標準の工事項目ではなく、個別に上乗せされる性質のものと考えられるため、内訳と必要性の根拠を尋ねる余地がある
- 消臭施工(オゾン等):1.5万〜3万円前後
- 防カビ施工:1万〜2万円前後
公開されている単価表・料金表から集めた範囲の目安です。地域・業者・時期によって異なります。金額が目安から離れている場合、それだけで不当と判断できるものではありませんが、内訳の説明を求める手がかりになります。
ガイドラインに項目がない
国土交通省のガイドラインは、クロス・床・畳・設備など具体的な部位について負担の考え方を整理していますが、退去時の消毒・抗菌・消臭施工という項目は挙げていません。原状回復(元の状態に戻すこと)とは別の、追加のサービスに近い性質があるためです。
そのため、この費用が請求されている場合は、まず「何のために必要な施工なのか」「なぜ借主が負担するのか」を確認する余地があります。
入居時に払っていないか
消毒・抗菌の費用は、入居時の初期費用として請求されることも多い項目です。入居時と退去時の両方で負担している形になっていないか、契約時の精算書と並べて確認する価値があります。
金額の内訳を求める
「消臭施工 一式 20,000円」のように一式表記になっている場合、何をどれだけ行ったのかが分かりません。施工内容、範囲、単価の内訳と、実際に施工した業者の書面を求める余地があります。
特約に基づく請求の場合は、①必要性と金額の合理性 ②借主が金額を含めて認識していたこと ③明確に合意したこと、の3点を確認します。
管理会社に確認すべきこと
電話ではなくメールか書面で尋ねてください。記録が残る形にしておくことが後で効きます。
- 何のための施工か、説明があるか
- 入居時にも同種の費用を払っていないか
- 「一式」ではなく内訳(範囲・単価)が示されているか
- 契約書に特約があるか、金額が書かれているか
- 実際に施工が行われたことを示す書面があるか
請求書の項目を貼ると、この項目を含めて負担区分と減価償却の目安を整理し、確認事項を盛り込んだ返信文を3つのトーンで作ります。
登録なし・無料です。入力した内容はお使いの端末の中だけで処理され、当サイトに送信されません。
よくある質問
消臭施工代が請求されていますが、においの原因に心当たりがありません。
施工が必要と判断した理由と、その原因が借主に起因すると考えた根拠の説明を求める余地があります。
当サイトは公表されている資料をもとに確認すべき点を整理するものです。個別の事案について支払義務の有無を判断すること、ご本人の代わりに交渉することは行いません。判断に迷う場合、相手が法的手段に言及した場合は、消費者ホットライン188 から最寄りの消費生活センターにご相談ください。相談は無料です。